I様邸は、若いご夫婦と小さいお子様が一人。幼い子供のために、住む人に優しい家づくりをしてほしいと強い要望もあり、内部の仕上げ材には無垢材や珪藻土など自然素材を使用している。断熱の強化を図りながら、空気を汚さず輻射熱で温度差や冷えがなく、真冬でも少ないエネルギーで家全体を暖めてくれる温水パネルヒーターを設置。体にやさしい暖房設備となっている。住むうえで収納場所というのは意外と重要な問題だが、収納する物や場所などプランニングの段階から明確だったので1階車庫と2階の間を利用し、中二階に16畳の大収納スペースを設け、これから増える荷物も十分収納できるスペースとなっている。階段下のデッドスペースも、廊下側、トイレ側からも使用できる収納スペースとなっている。扉だと奥まで使用するのは難しいため、すべて引出し収納となっている。リビングのテレビ回りも、奥様と打合せを重ね自社で造作した。