Ｓ様邸は、築約４０年で２階の天井は低く、家族構成の変化に伴い使用されていない部屋が多かった。そこで両親との同居を機に、ご実家の２階全面リフォームとなった。おもに若いご夫婦のリビング・寝室と将来的に子供部屋として使える部屋がほしいということで、広さを活かし暮らしやすい間取りに変更した。まずは断熱の強化。低かった天井を開口し構造材を見せつつ開放感のある空間にし、窓の高さを数十センチ上げることによって部屋全体が明るくなり、暗さも解消された。仕事上、深夜に帰宅することが多いご夫婦のため、常夜灯の代わりに間接照明を随所に設け、防音工事も行った。新たに水回り設備も設置した。洗面化粧台は、鏡の大きさや天板、収納スペースなど希望があり、既製品ではなく自社で造作。長く丈夫に使って頂くために天板は数年に一度、防水塗装の塗り直しが必要。